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TAILOR TOYO(テーラー東洋)

【TAILOR TOYO テーラー東洋】Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “WHITE EAGLE” × “GOLD DRAGON”

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アイテム説明

 

 Lot No. TT15491-119
Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “WHITE EAGLE” × “GOLD DRAGON”




2024年の干支である龍に因み、数あるヴィンテージスカジャンの中から選り抜いた龍の刺繍を復刻する辰年コレクション。

表面は身頃も袖下も黒で統一されたブラック単色のボディに白を基調とした色糸で描き出される鷲の絵柄。1950年代中期のヴィンテージをもとに、翼を広げて松の木から飛び立とうとする鷲を針足を駆使して立体的かつ躍動感あふれる刺繍で描写している。鷲のクチバシや鉤爪にはイエローの色糸を使い、リブにもイエローのラインを入れ、全体を黒・白・黄色の3色で構成している洗練された作品。

リバーシブル面は富士山を背景に色鮮やかな色糸で描かれた金龍の絵柄。一見すると黄色は1色のみに見えるが、実は龍のイエローと雲のイエローは色味の異なる刺繍糸であり、黄色の濃淡のグラデーションで複数の色糸を使い分けている。これはヴィンテージに準じた仕様で、上部に入るTokyo Japanの文字も非常に珍しい。背中の龍に加え、胸の鷲と虎でスカジャンの三大モチーフが揃う贅沢な一着。

ACETATE SOUVENIR JACKET

スーベニアジャケットのなかで最もスタンダードな両面にアセテート生地を使ったリバーシブルタイプ。戦後当時のスカジャンには、シルクに似た高級感を持つ物資統制外品目のアセテートが使われていた。中綿がないため季節を問わず着用でき、独特なドレープ感も魅力といえる。


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スカジャンブランド「TAILOR TOYO」(テーラー東洋)世紀取り扱い店。


半世紀以上スーベニアジャケットを作り続けてきた「TAILOR TOYO」(テーラー東洋)


スーベニアジャケット(スカジャン)の歴史の始まりは1940年代後半。


戦後間もない当時、GHQによる経済活動の活発化を目論んだ政策として、日本の経済界を牛耳っていた一握りの財閥解体が行われた。


それによって誕生した会社のひとつが、生地などの輸出入を行っていた港商(港商商会)。


東洋エンタープライズの前身の会社である。


戦後の混乱の中、銀座界隈には米軍将校を相手とした露店が並び、そこで売られていた着物や帯など日本の伝統品を土産物として欲しがる米兵たちで溢れかえっていた。


 

露店街に集まる米兵たちの姿を目の当たりにし、港商の社員が考案したのがオリエンタルな刺繍を施した土産物としてのジャンパーだった。


アメリカ人に親しみやすいベースボールジャケットを模し、刺繍は桐生や足利の職人に依頼。当時は戦後の物資統制で絹糸の入手が難しく、生地はシルクに似たアセテートを使用した。


港商はそれを露店に向け販売し、瞬く間に人気を博す。


やがてそのジャケットはPX(米軍基地内の売店)の買い付け担当者の目にとまって日本各地の基地に納入され、その人気は海外の米軍基地にまでも及んだ。


当時の納品伝票には、“SOUVENIR JACKET”という商品名が記されており、このジャケットが後に「スカジャン」と呼ばれるようになる。


スカジャンの全盛期とされる1950年代、港商は納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。


 

本サイトでは、港商から始まり長年にわたってスカジャンを作り続けてきたテーラー東洋(東洋エンタープライズ)が所有するヴィンテージ資料の一部を定期的に公開していき、その魅力を集約して紹介する。

  • システム商品コード
    :000000017417
  • 独自商品コード
    : Lot No. TT15491-119
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